楽平家
オンラインサロン
アーカイブス:2023年
2023年1月18日
新しい年となりました。本年最初の第29回「楽平家オンラインサロン」は、1月18日午後8時からです。ミャンマーでムスリムといえばロヒンギャ民族がしばしば取り上げられますが、この国には、他のムスリムも多数住んでしています。今回は、彼らについて、長く研究を積み重ねられてきた斎藤紋子さんのお話です。仏教徒が多数を占める社会にあって、一般のムスリムは、その信仰にもとづく生活を送りつつも、周りの仏教徒との関係、ことに民主化以降の反ムスリム運動とその影響に、さまざまな困難を抱えています。今回は、その「知られざるムスリム」が語られます。
2023年2月8日
次回の第30回「楽平家オンラインサロン」は、「ミャンマーの宗教」シリーズの第2回目です。ミャンマーといえば、仏教の国。でも、それ、私たちの知る仏教と似て非なるものです。長く研究を積み重ねられてきた小島敬裕さんが、2月8日午後8時から、そのことを解き明かされていきます。小島さんは、学生時代のバックパッカーとしての旅の経験からに志し、その後、ヤンゴン外国語大学に留学中に、現地で、二度にわたり、一時出家をされています。このように、実践に基づく、生きた仏教のお話です。また、昨年夏に現地を再訪された時の現地仏教徒の様子を、北部シャン州を事例に紹介されます。
2023年3月8日
次回の第31回「楽平家オンラインサロン」は、今回の「ミャンマーの宗教シリーズ」の締めくくりです。来週水曜日3月8日の午後8時から、今村真央さんが、なぜ山地民のあいだではキリスト教が受け入れられたのか?という問いを中心に、ミャンマーにおけるキリスト教の多面的な影響を語られます。
2023年4月12日
4月になりました。新年度最初の第32回「楽平家オンラインサロン」は、北陸の古都、金沢のお話です。金沢には、京都と同じように、多くの町家が残されており、魅力ある「まちなみ」をもたらす一つとなっています。町家を中心に様々な空間の再生活用に取り組んでこられている、小津誠一さんが、実践事例を中心に、空き家問題という社会課題、空き家・空きビルの活用方法など話されますます。
2023年5月10日
次回の第33回「楽平家オンラインサロン」は、ミックスルーツの人々のアイデンティティの問題をフィクションとして描いた、映画監督の川添ビイラルさんの登場です。来週水曜日5月10日の午後8時から、オーストラリアに長く在住されている高橋ゆりさんとの対談で語られます。
2023年6月14日
次回の第34回「楽平家オンラインサロン」は、6月14日(水)午後8時から、樫永真佐夫さんによる「ベトナム、ラオスにおける民族の歴史記憶とつながり」のお話です。
2023年7月12日
次回の第35回は、前回のベトナム・ラオスの話に続き、「インドシナ・シリーズ」第2弾、ラオスの食の話です。現地で水産資源の流通の調査研究をされてきた小松聖児さんが、ラオス料理の特徴や素材、魚についてのあれこれを話されます。今はラオス料理の間借り飲食店で実際に腕を振るっている小松さんの、興味深く貴重な話ですので、是非ふるってご参加ください。
2023年8月30日
8月の第36回「楽平家オンラインサロン」は、30日(水)午後8時から、カンボジアから帰国早々の高橋美和さんの話です。ベトナム、ラオス、に続く「インドシナ・シリーズ」の3回目となります。高橋美和さんは、昨年度ほぼ1年間現地に滞在され、22年ぶりに家族・世帯に関する再調査をされました。それにもとづき、この間で変わらなかったカンボジアの家族の特徴と、大きな変化があった部分を語っていかれます。カンボジアの今を知る貴重な報告ですので、奮ってご参加ください。
2023年9月13日
写真は、「バガンの夕日」です。仏塔の立ち並ぶ遺跡の向こう、エーヤワディー(イラワジ)川対岸の山並みに日が沈んでいきます。次回9月13日の第37回「楽平家オンラインサロン」では、この美しいバガンに学生時代から魅せられ、その遺跡や歴史の研究を続けておられる寺井淳一さんが、バガンの魅力を余すことなく語られます。バガンは、その文化や宗教、そして、社会の在り方において、今に至るミャンマー(ビルマ)の原点です。
そうしたことから、今回は、「ビルマ/ミャンマーの原点を知る」シリーズ全3回の最初となります。バガンを最もよく知る一人ともいえる寺井さんのバガン三昧の話をお楽しみください。
2023年10月11日
ミャンマー(ビルマ)の原点とも言えるバガンの遺跡に1970年代に訪れ、寺院壁画などを撮影した井上隆雄さんという写真家がいます。次回10月11日の第38回「楽平家オンラインサロン」は、今では失われた貴重な情報を含む彼の写真資料のデジタル・アーカイブ化を通し、芸術資源としての活用を目指すプロジェクトの話です。今回お話の正垣雅子さんは、絵画表現を解釈し、再現する模写を専門に研究されています。司会は、前回9月のオンラインサロンで、バガン遺跡を詳しく説明された寺井淳一さんです。日本画と歴史学という専攻の異なるお二人の目が、ビルマの仏教壁画に向き合う写真家井上隆雄のまなざしと心に迫ります。
2023年11月8日
第39回では、ミャンマー研究の泰斗奥平龍二さんが、 ご自身の多くの写真を用いて、コンバウン朝ビルマ( ミャンマー)を「歴史散歩」されていきます。
コンバウン朝は、最初のビルマ統一王朝バガン朝に始まる「 上座仏教国家」として、最盛、最強の時期を謳歌しますが、 その後衰退し滅亡するという悲劇を迎えます。
その栄枯盛衰の歴史に、 深い省察を加える貴重な話を是非お聴きください。
2023年12月20日
師走に入り、半ばとなりました。今年最後の「楽平家オンラインサロン」は、京都で継承される伝統 文化のお話です。京表具の伝統工芸士、物部泰典さんが、表具とは何か、表装とは何 かを話され、新しく発見された長谷川等伯の新しい作品の修復プロ ジェクトに参加された経験から、保存修復への思いを語られます。

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