第39回
『楽平家オンラインサロン』
コンバウン朝ビルマ(ミャンマー)
の歴史散歩
2023年11月8日(水)
20:00〜
「ウー・アウン・ゼーヤ(のちのアラウンパヤー王)と第三次ビルマ国家」と題する王宮復元当時制作の石碑刻文
(シュエボー王宮内で2019年1月、奥平龍二撮影)

話の内容とプロフィール


《内容》


今回は、コンバウン朝ビルマ(ミャンマー)の歴史を通常語られる政治史や経済史の観点からよりは、特に初代アラウンパヤー王,第六代バドン王、および第10代ミンドン王の事績を紹介しながら「上座仏教国家」の盛衰という視点に立ってお話ししたいと思います。

すなわち、ビルマが古くバガン統一王朝の開祖アノーヤタ―王が下ビルマのモン族経由で受容したスリランカ系上座仏教(パーリ三蔵聖典を戴く、出家者の介在する仏教)を政治的統合の基軸として構築した「上座仏教国家」という国家構造は、その後の第二次ビルマ王朝としてのタウングー朝(前期・後期、15-18世紀)によって引き継がれましたが、1740年に下ビルマのハンターーワディ―・バゴー(ペグ―)に拠点を置くモン族が反乱を起こし王都インワ(=アヴァ)への侵攻を開始〈1740年〉しタウングー朝が最後の王マハーダンマ―ヤーザーディバディー王がハンターワッディ―のモン王国に連行され〈1751年〉て実質的に崩壊した頃、モウッソーボー(=後のシュエボー)で挙兵したビルマ族のウー・アウン・ゼーヤ(後のアラウンパヤー王)がモン族を撃退しバゴーを陥落〈1755年〉させたのち、シュエボーを王都として整備し〈1757年〉第三次ビルマ王朝としてのコンバウン朝を開きました。

アラウンパヤー王によって再興された「上座仏教国家」としてのコンバウン朝は、第六代バドン(通称ボード―バヤー)王治世に過去のいずれの王も攻略できなかったアラカンを征服〈1785年〉し、さらにアホム王国の要請に応じアッサム及びマニプールを制圧〈1817年〉し、かつてない最大版図の領域を支配下に置く一方、国内的には種々の改革、調査や制度化を断行しその最盛期を迎えました。

しかし、第七代バヂ(ー)ドー王以降の歴代王のもとで、英国との三度にわたる戦争でいずれも敗北し段階的に領土を奪われ、それに伴い「上座仏教国家」としてのコンバウン朝が衰運に向かい、英明なミンドン王の下ビルマ復権の試みにもかかわらず、やがて全土が英国の支配下に置かれ植民地化されるとい130年余の歴史を辿ってみようと思います。


《プロフィール》


奥平龍二

1940年、兵庫県生まれ。大阪外国語大学インド語学科(ヒンディー語専攻)卒業後、外務省に入り、在ビルマ日本国大使館に配属され、ヤンゴン文理科大学(現ヤンゴン大学)ビルマ語・文学科に在籍(1966.1-1968.8)しながら、同史学科のビルマ古代史と近代史の授業を聴講したのが私のビルマとの関わりの始まりでした。その後は、外務省勤務(本省、在ビルマ及び在連合王国各大使館)を経て、1981年東京外国語大学インドシナ語学科(ビルマ語専攻)に赴任、助教授、教授を経て定年退職(2002年)、同5月名誉教授を拝命し現在に至っています。この間、1998-99年の1年間、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)に研究留学。また、2015-16年には、ヤンゴン大学内に設置された東京外国語大学グローバル・ジャパン・オフィス(GJO)でコーディネーターとして開設事業に携わり、日本語や日本文化を紹介しながら、先生方や学生達と交流を深めることができました。

因みに、私の専門分野は、ミャンマー史(特に、前近代史)・法制史・上座仏教国家論です。

なお、これまでに執筆の主だった著作は、以下の通りです。

  1. Burmese Dhammathat in Laws of Southeast Asia(Vo.1):Pre-modern Texts edited by M. B. Hooker (1986) Singapore: Butterworth & Ltd.pp.23-142.
  2. 『ミャンマー:慈しみの文化と伝統―』(監修・共著)、東京美術、1997
  3. 『ビルマ法制史研究入門』(単著)、日本図書刊行会、2002
  4. 『ミャンマー 国家と民族―』(共編著)、古今書院、2016
  5. Kingship and Law in the Early Konbaung Period of Myanmar(1752-1819)(単著)、248p、めこん、2018
  6. 「第一章 東南アジア大陸部のシンハラ化」『タイの近代化-その成果と問題点―』(阿曽村邦昭編著)(共著)pp. 1-12、文眞堂、2021
ZoomあるいはTeamsによるオンラインミーティングです。

※なお、京町家の再生をプロデュースした栗原佳美が、「楽平家」のスポットを紹介する「町家の秘密」が含まれています。
参加方法はこちら ➡
申し込み先:
mgx2chou@gmail.com


申込み期日:
11月6日(月)

開催日時:
11月8日(水)20:00~
参加をご希望の方は、①名前 ②メールアドレス ③電話番号(任意) ④「会合を知ったきっかけ」 ⑤「会合に参加の動機」または「参加にあたってのメッセージ」を 記載の上、mgx2chou@gmail.com宛にお送りください。

参加にあたっては、パソコンにカメラとマイクの機能が備わってい ること(外付けも可)が必要です。パソコンからは、送付する「 Zoom (あるいはTeams)のリンク」のURL(httpsではじま る部分)をクリックしていただければ参加できます。

スマホ、タブレットの場合は、あらかじめ、「Zoom(あるいは Teams) のアプリ」をダウンロードしておく必要があります。

アプリがインストールされていれば、上記のリンクをクリックすれ ば、自動的にアプリが起動して参加いただけます。

ミーティングID,パスコードの入力は、必要ありません。

参加申し込みは、必ず参加者ご本人がしてください。

なお、①名前は、通称などでの参加も可能ですが、その場合(本名: )として本名を必ず入れてください。
本名が不明の場合、参加できません。
( )のママは、名前の読みなど、その一部として、下記の「参加者名簿」に記載します。
また、これまで、「オンラインサロン」に参加された方で、メールアドレスに変更のない場合は、②に直近に参加された月(あるいは第〇回)を記入いただければ、以後の項目は省略して結構です。
ただ、⑤に、「参加にあたってのメッセージ」を記載いただければ、下記の「参加者名簿」を通して、話し手の方々や参加者と共有します。

締め切りは、11月6日(月)です。
ちなみに、参加費は不要です。

その後、担当の田村克己から「招待リンク」をお送りします。
申し込み受付けの返事は原則として致しませんので、当日8日 の 13:00までに「招待リンク」の届かない場合、上記の「申し込み先」 に、早急にご連絡ください。

また、事前に、配布資料(ある場合)、ならびに、可能であれば、①名前と ⑤「会合に参加の動機」あるいは「参加にあたってのメッセージ」 記載の「参加者名簿」を送付いたします。

原則としてどなたでも参加できますが、人数の関係などの事情により、参加をお断りすることがあります。

なお、いただきました個人情報につきましては、責任をもって慎重 に取り扱いますので、その旨ご了解ください。
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