斎藤さんは、民主化により宗教相互理解が進むのではないかとムスリムは期待していたが、悪化した面もあり、クーデター後、この宗教相互理解が前進するのか後退するのかは未知数で、注視していきたいと指摘されました。さらに、国民統一政府(N U G)の中でも少数民族や仏教以外の宗教への理解度が違うため、一般市民もふくめ、今までの偏見をいかに払拭し、共存していけるかに注目したいと思います、と話されました。
2022. Chapter 5 Muslims as Citizens of Myanmar: Education in the Muslim Community. Community movements in Southeast Asia: an anthropological perspective of assemblages. Ryoko Nishii, Shigeharu Tanabe eds. pp.161-179. Silkworm Books
2014. The Formation of the Concept of Myanmar Muslims as Indigenous Citizens: Their History and Current Situation (Burma Studies in Japan: History, Culture and Religion) 上智アジア学 (32) pp.25-40