その水彩画は、英国オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵の「ビルマ人の生活を描いた水彩画」というコレクションで、ロンドンの古書販売業者トレガスキスが1897年2月に入手したものです。
すべてビルマの絵師が描いた水彩画で、各絵に宣教師が記した英文の説明があります。西洋文化中心的な記述がみられる点は注意が必要ですが、図像資料と文字資料の両方が残っている点で、史料的価値が高いと、丸山さんから紹介がありました。
ボドリアン図書館の以下のウェブサイトで誰でも閲覧、ダウンロードできるようになっています。
https://digital.bodleian.ox.ac.uk/ なお、19世紀当時の国名(対外呼称)を表す場合には「ミャンマー」ではなく「ビルマ」を使用されました。