ミャンマー山岳地帯に住むナガと呼ばれる少数民族
1. ミャンマーは135の民族が住む多民族国家とよく言われる。その実態と、ナガと呼ばれる民族の位置づけをまず説明。
2. ナガの人々はミャンマーのどこに住むどんな人々かを地図と写真を交え、
① 外貌
② 言語
③ インド側にもナガが居住すること
④ 山岳地帯に住み周辺から孤立することから古い文化(例えば敵の首を取る)を残し、言語も多種類に分かれたこと
3. ナガとの出会い
① ビルマ留学時代に2度出会ったこと
② 2003年1月ナガ新年祭に参加。
③ 2003年秋と2006年3月の2度にわたり個人旅行を申請してナガ丘陵を訪ねたこと
4. 訪ねてわかったナガの人々の暮らし
① ナガ丘陵南北での風習の違い
② 衣食住はどんな様子か
③ 彼らの信仰 伝統の精霊崇拝、キリスト教、南方上座仏教等との関係
④ 生きるために必須の武勇
⑤ 伝統の通信方法
⑥ 自給自足のためか手工芸も巧み
➆ インパール戦線のルー上上に住む彼らと日本軍とのかかわり
⑧ 周辺民族との関係
⑨ 教育:子沢山、村の貧富の差で教育を受ける機会に格差も。ビルマ語の理解度とその教育は?
⑩ ナガの人との個人的エピソード二つを紹介。
土橋泰子
大阪市出身。大阪外国語大学ビルマ語学科卒業。
在学中、1957~58年 ビルマ政府の特別招聘留学生としてラングー大学(現ヤンゴン大学)文学部に留学。帰国後大阪外国語大学ビルマ語学科専攻科修了。
外務省アジア局に勤務後、在米生活。帰国後NHK国際放送ビルマ語放送での日本語講師、東京外国語大学ビルマ語非常勤講師、外務省研修所ビルマ語講師、拓殖大学ビルマ語講座講師などを務める。
訳書 『ビルマの民衆文化』(新宿書房)、『ビルマ商人の日本訪問記』(連合出版)他。
著書 『ビルマ万華鏡』(連合出版)、『ミャンマー こんなとき何て言う?』(連合出版)他。