断食月には夜中に起きて、断食が始まる前に食事をとる。
午前3時。2008年インドネシア西ジャワ州にて。
撮影:阿良田麻里子
<無断転載ご遠慮ください>
第20回
『楽平家オンラインサロン』
2022年4月13日(水)
20:00〜
インドネシアのムスリムの
食と暮らし
話の内容とプロフィール
≪内容≫

今回のテーマは、大陸部東南アジアを離れ、インドネシアのムスリム(イスラーム教徒)の食をとりあげます。

インドネシアは、人口約2億8000万人の約87%がムスリムであり、世界最大のムスリム人口を抱えています。滞日インドネシア人が2021年6月現在63138人、うちムスリムが推計約55000人で、滞日ムスリムのなかでも圧倒的にナンバーワンの地位を占めています。

ムスリムの食といえば、食の禁忌をクリアしたハラール食品、そして第三者機関によるハラール認証を受けた食ビジネスというイメージがあるかもしれません。しかし、ムスリムの生活世界には、もちろんそれだけに留まらない豊かな食文化があります。

たとえば今年は4月3日から断食月が始まっていますが、一言で「断食」といっても、日本人の思う断食とイスラームの断食とでは大違いで、一ヶ月の断食期間を楽しみに待ちわびている人も多いのです。

今回は、ジャワ島西部の農村とバンドゥン市を中心におこなったスンダ人の食生活の調査をもとに、日常の食とおもてなしの食、婚礼や割礼のお祝い、断食月の暮らし、ハラールが問題になるときなど、インドネシアのムスリムの食生活についてご紹介します。


≪プロフィール≫

阿良田麻里子(立命館大学食マネジメント学部教授)

石川県出身。国際基督教大学卒業。東外大学博士前期課程修了。総研大博士後期課程修了。専門は食文化研究、インドネシア研究、文化人類学、言語学。インドネシア北スマトラ大学客員講師、国立民族学博物館外来研究員、園田学園女子大学・武庫川女子大学・同志社女子大学・摂南大学等非常勤講師、東京工業大学「ぐるなび」食の未来創成寄附講座特任助教・特任講師等を経て、2018年より現職。

生活文化としての食文化や、食のグローカル化、食のハラール等について研究している。最近の研究テーマは淡水魚食文化。海外の食文化の知恵を活かして琵琶湖周辺の湖魚食を盛り上げる活動を行っている。主な著作に『世界の食文化6インドネシア』(農文協)、『食のハラール入門 今日からできるムスリム対応』(講談社)、編著『文化を食べる 文化を飲む グローカル化する世界の食とビジネス』(ドメス出版)、共著『大学生・社会人のためのイスラーム講座』(ナカニシヤ)など。
ZoomあるいはTeamsによるオンラインミーティングです。

※なお、京町家の再生をプロデュースした栗原佳美が、「楽平家」のスポットを紹介する「町家の秘密」が含まれています。
参加方法はこちら ➡
申し込み先:
mgx2chou@gmail.com

お申込み期日:
4月11日(月)

開催日時:
4月13日(水)20:00~
参加をご希望の方は、①名前 ②メールアドレス ③電話番号(任意) ④「会合を知ったきっかけ」 ⑤「会合に参加の動機」または「参加にあたってのメッセージ」を 記載の上、mgx2chou@gmail.com 宛にお送りください。

参加にあたっては、パソコンにカメラとマイクの機能が備わっていること(外付けも可)が必要です。パソコンからは、送付する「Zoom あるいはTeamsのリンク」のURL(httpsではじまる部分)をクリックしていただければ参加できます。スマホ、タブレットの場合は、あらかじめ、「Zoom あるいはTeamsのアプリ」をダウンロードしておく必要があります。
アプリがインストールされていれば、上記のリンクをクリックすれば、自動的にアプリが起動して参加いただけます。ミーティングID,パスコードの入力は、必要ありません。

なお、Zoom とするかTeams とするかは、申込状況などにより判断し、後日申込された方々にお知らせします。Teamsの場合は、上記リンクの送付とともに、「Teamsの使い方」を添付にてお送りいたします。

参加申し込みは、必ず参加者ご本人がしてください。
なお、①名前は、通称などでの参加も可能ですが、その場合( )で本名を必ず入れてください。
本名が不明の場合、参加できません。
また、これまで、「オンラインサロン」に参加された方で、メールアドレスに変更のない場合は、②に直近に参加された月(あるいは第〇回)を記入いただければ、以後の項目は省略して結構です。
ただ、⑤に、「参加にあたってのメッセージ」を記載いただければ、下記の「参加者名簿」を通して、話し手の方々や参加者と共有します。

締め切りは、4月11日(月)です。
ちなみに、参加費は不要です。

その後、担当の田村克己から「招待リンク」をお送りします。
また、別便にて田村克己から確認のメールをいたします。
その際、事前配布資料、ならびに、①名前と⑤「会合に参加の動機」あるいは「参加にあたってのメッセージ」記載の「参加者名簿」を送付することがあります。

原則としてどなたでも参加できますが、人数の関係などの事情により、参加をお断りすることがあります。

なお、いただきました個人情報につきましては、責任をもって慎重に取り扱いますので、その旨ご了解ください。
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