バングラデシュ首都ダッカの映画館。
最近ではこのタイプのローカル映画館が
シネコンに押されがち。
南出和余撮影
<無断転載ご遠慮ください>
第19回
『楽平家オンラインサロン』
2022年3月9日(水)
20:00〜
最近のバングラデシュ映画ー
『メイド・イン・バングラデシュ』
公開に先駆けて
話の内容とプロフィール
≪内容≫
今回はミャンマーの隣国バングラデシュの映画について紹介いたします。
2021年はバングラデシュがパキスタンから独立してちょうど50年の節目の年、そして先月2月10日は日本とバングラデシュの国交樹立50年(世界で最初にバングラデシュを承認したのは日本)でした。コロナ禍のさまざまな制約のなかで迎えた節目ではありましたが、一方で2021年は、世界がバングラデシュ映画に注目した年でもありました。カンヌ国際映画祭での入選(『RehanaMaryam Noor』Abdullah Mohammad Saad監督)に始まり、釜山国際映画祭でもバングラデシュ監督による2作の映画(『ノー・ランズ・マン』Mostofa Sarwar Farooki監督、『地のない足元』Muhanmad RabbyMridha監督、いずれも今回の第17回大阪アジアン映画祭で上映予定)が入選しました。

そして日本では、2022年4月16日からの岩波ホールでの上映を皮切りに『メイド・イン・バングラデシュ』(RubaiyatHossain監督、2019年制作、第15回大阪アジアン映画祭でも上映)が全国ロードショー上映されます。日本でバングラデシュ出身の監督作品が劇場公開になるのは本作が初めてです。

南アジアの映画といえばいわゆるインド商業映画のイメージが先行しがちですが、バングラデシュ映画の歴史をたどると、多彩な南アジア映画の一面を垣間見ることができます。そして『メイド・イン・バングラデシュ』に代表される近年のバングラデシュ映画の世界進出からは、バングラデシュの映画監督たちが世界に発する普遍的メッセージの重要さに気付かされます。

当「オンラインサロン」翌日からスタートする第17回大阪アジアン映画祭(3月10日〜3月20日)を直前に控えて、映画祭の見どころの一端をご紹介させて頂きたいと思います。

なお、大阪アジアン映画祭で上映されるバングラデシュ映画(『メイド・イン・バングラデシュ』を含む)には神戸女学院大学の学生たちと一緒に日本語字幕を付ける取り組みをおこなっており、そのエピソードも共有させて頂きます。

なお、『メイド・イン・バングラデシュ』の公式サイトは、以下です。
http://pan-dora.co.jp/bangladesh/

第17回大阪アジアン映画祭については、以下をご覧ください。
https://www.oaff.jp/2022/ja/index.html


≪プロフィール≫
大阪・堺市出身。神戸女学院大学文学部英文学科卒、総合研究大学院大学文化科学研究科(国立民族学博物館)博士課程修了。現在は母校英文学科グローバル・スタディーズ・コースにて教鞭。専門は文化人類学、映像人類学、バングラデシュ研究。バングラデシュでは2000年に「子どもの人類学」研究をスタートして以来、同一の子どもたちを追い続けて20年、現在は「若者研究」も終盤に差し掛かっている。著書に『子ども域の人類学ーバングラデシュ農村社会の子どもたち』(2014年、昭和堂、日本南アジア学会賞、日本子ども社会学会研究奨励賞受賞)、映像作品に『割礼の変容』(2005年、36分、第20回パルヌ国際ドキュメンタリー人類学映画祭科学ドキュメンタリー最優秀賞受賞)、『教育第一世代』(2016年、52分)など。2020年大同生命地域研究奨励賞受賞。
ZoomあるいはTeamsによるオンラインミーティングです。

※なお、京町家の再生をプロデュースした栗原佳美が、「楽平家」のスポットを紹介する「町家の秘密」が含まれています。
参加方法はこちら ➡
申し込み先:
mgx2chou@gmail.com

お申込み期日:
3月7日(月)

開催日時:
3月9日(水)20:00~
参加をご希望の方は、①名前 ②メールアドレス ③電話番号(任意) ④「会合を知ったきっかけ」 ⑤「会合に参加の動機」または「参加にあたってのメッセージ」を 記載の上、mgx2chou@gmail.com 宛にお送りください。

参加にあたっては、パソコンにカメラとマイクの機能が備わっていること(外付けも可)が必要です。パソコンからは、送付する「Zoom あるいはTeamsのリンク」のURL(httpsではじまる部分)をクリックしていただければ参加できます。スマホ、タブレットの場合は、あらかじめ、「Zoom あるいはTeamsのアプリ」をダウンロードしておく必要があります。
アプリがインストールされていれば、上記のリンクをクリックすれば、自動的にアプリが起動して参加いただけます。ミーティングID,パスコードの入力は、必要ありません。

なお、Zoom とするかTeams とするかは、申込状況などにより判断し、後日申込された方々にお知らせします。Teamsの場合は、上記リンクの送付とともに、「Teamsの使い方」を添付にてお送りいたします。

参加申し込みは、必ず参加者ご本人がしてください。
なお、①名前は、通称などでの参加も可能ですが、その場合( )で本名を必ず入れてください。
本名が不明の場合、参加できません。
また、これまで、「オンラインサロン」に参加された方で、メールアドレスに変更のない場合は、②に直近に参加された月(あるいは第〇回)を記入いただければ、以後の項目は省略して結構です。
ただ、⑤に、「参加にあたってのメッセージ」を記載いただければ、下記の「参加者名簿」を通して、話し手の方々や参加者と共有します。

締め切りは、3月7日(月)です。
ちなみに、参加費は不要です。

その後、担当の田村克己から「招待リンク」をお送りします。
また、別便にて田村克己から確認のメールをいたします。
その際、事前配布資料、ならびに、①名前と⑤「会合に参加の動機」あるいは「参加にあたってのメッセージ」記載の「参加者名簿」を送付することがあります。

原則としてどなたでも参加できますが、人数の関係などの事情により、参加をお断りすることがあります。

なお、いただきました個人情報につきましては、責任をもって慎重に取り扱いますので、その旨ご了解ください。
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